春が苦手なのは、夏の一個前だからだと思った。最も怖い存在である夏が来ることを予感させるから苦手なわけで、つまり実は、春自身は悪くなくて、悪いのは結局夏だということになりますね。ただただ登って落ちるタイプのジェットコースター?の、登ってるときみたいな緊張感がある。
逆に、夏は来てしまえばもう諦めがついて終わるのをじっと耐えるモードに入れる。もっといえば、夏の怖さの大半は虫への恐怖によるものなので、私が春を苦手なのは実質虫のせいだということになる。本当に、虫と会話できるマシーンが欲しい。虫とも話せば分かり合える世界になってください100万円までなら買う本当に
なんでこんなに虫が怖いのかいまだに自分でもよく分からない。本当に怖くて、特にアブラゼミは見かけると体が動かなくなって汗が止まらなくなるくらい怖い。夜、家のアパートの廊下にアブラゼミがいて、その横を通れなくてセミがどいてくれるのを祈って3時間粘ったけど立ち去ってくれなくて家に帰るのを諦め、わざわざ近所のビジホに泊まったことあります
これだけ怖いものは他にないので(学生の頃、asia出禁になってる自慢してきたヤンキーと喧嘩になって、首絞められながら川に連れてかれたことあるけど、それより断然怖い)、なぜ怖いのかを突き詰めれば、それは何かをつかむきっかけになるかもしれないと思うから列挙してみる
・声が怖い
・サイズがでかくて怖い
・木の幹にいたり、歩道にいたり、マンションの廊下や壁にいたり、上下左右色んな場所にいるのが怖い
・地面にひっくり返っているのに、横を歩くと急に叫んだり飛んだりするのが怖い
・地面にひっくり返ってるときに、身体の裏側が露わになってるのが怖い
・地面にひっくり返ってるときに露わになってる身体の見た目(足が6本ある、腹がぐにゃぐにゃしてる、腹に白い線がたくさん入ってる)が怖い
・羽根の色味が怖い
・飛び方がバタバタとしてて派手で怖い
・子供の頃(土から出てきて夜間にゆっくりとしか動けないながらも健気に木に登る幼虫の頃)の姿を知っており、そこからの変わりようが怖い
・話が通じないのが怖い
結局よくわからない。もっと分類したり、詳細化しないといけないんだろうけどもう疲れました。やっぱり話が通じないってのが全てかもしれない。どんなに見た目や声が怖くても言葉が通じれば怖くない。側を通るだけだから、何もしないから静かに動かないでいてくれ、もしくは少しの間だけそこから立ち去ってくれと伝えられるなら安心できるので。
ここまで書いて、自分は、他人とは話せば絶対に分かり合えるものだと一方的に信じてしまっていることに気付きました。
私はかなり独りよがりであることを、アブラゼミに気付かされました。
今年の夏はアブラゼミが怖い理由をもっと詰めていきたいと、思います。疲れると、ヒルクライムが頭に流れるときが、あります。